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シャドーエージェントプログラム
ヴェクタ

特殊工作員「シャドーエージェント」を育成、運用する軍事プログラム。
戦時中には合法・非合法を問わずISAのために超法規的な活動を行い暗躍してきたシャドーエージェントは、和平条約締結とともに姿を消した。
だが、自らも第2外太陽系戦争中にシャドーエージェントとして活躍したシンクレアVSA(ヴェクタ安全保障局)局長は、就任後すぐさまヘルガストの脅威を理由としてシャドーエージェントプログラムを復活させる。
ヴェクタ市内にヘルガストの密偵があふれ、テロ行為が横行するなど戦時中にはなかったことだ。ヘル ガストを過剰に信用してシャドーエージェントをはじめとする諜報能力を失ったことがその原因で、真の平和を保つためには決してヘルガストを信用してはならないと指摘するシンクレアの主張は、新ヘルガーン政府からはヘルガストを仮想敵とみなし両国の和平を危うくするものだと非難された。
だが、戦後初めて任官されたシャドーエージェントが活動を開始すると、その迅速な対応能力はヴェクタ市民から広く支持を集めることになる。シャドーエージェントを見ると――何らかの事件の発生を予感して――落ち着かない気持ちにはなるものの、国内の安全を本当に保障できる唯一の組織である ヴェクタ安全保障局とシャドーエージェントへの信頼は厚い。
ブラックハンド
ヘルガスト

「ブラックハンド」は皇帝ヴィサリの公約や演説を「正しく」解釈し、ヘルガストの精神と美徳とを反映させた新しい行動様式を主張する新ヘルガーン内の過激派組織である。
新ヘルガーンの若者や下層民など、苦しい生活を送っている者に支持者が多い。特に根拠を構えているといわれる新ヘルガーンのスラム街では強大な支持基盤を誇り、新ヘルガーン政府の影響がほとんど及ばない「自治区内の自治区」とでも呼ぶべき状況を呈している。
指導者のヴラドコ・タイランは、すべてのヴェクタ人(人類)は惑星ヘルガーンの破壊とヘルガストの殺 戮という原罪を負っていると主張している。兵士であろうとVSA職員であろうと市民であろうと、すべて のヴェクタ人は死をもって償うしかない罪を抱えており、けっして救済されることはない。またタイランによると、ヴェクタ人は意図的にヘルガストの魂を堕落させようとしており、ヘルガストが自らの宿命をまっとうするには地上と宇宙空間からすべてのヴェクタ人を一掃するほかないという。
「ブラックハンド」が結成されたのは和平条約締結の約20年後。当時は、ヘルガーン壊滅の報復としてヴェクタの行政機関やヴェクタ市民への破壊・殺傷を行う戦闘的な組織だったが、近年は下層民への 生活インフラ支援など政治活動にも乗り出している。一方で、最新式の武器を購入して大規模なテロ行為を企んでいるとの噂も絶えない。資金の出所をあやしむVSAの情報筋は、新ヘルガーン政府がひそかに「ブラックハンド」を援助しているのではないかと疑っている。
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